このサイトのコンテンツは、多くが実際の出来事に基づいたリアルなものであります。
その表現方法について人によってはネガティブに捉えてしまうようなものも含まれています。
弊社関係者の中で介護業務の経験がある方も、一部のコンテンツを見て
「お客様を馬鹿にしているように感じる」と不快感を示した方もいました。
なぜ私たちがこのようなサイト・サービスを作成したのか、下記に理由を記します。
私たちがこのサイトに掲載するコンテンツは、全て根底に介護従事者、利用者、またそのご家族など、
全ての関係者に対する尊敬と愛情があります。その気持ちの元、このサイト・サービスを提供しております。
もし下記の趣旨に同意頂けない場合には、こちらのサイトは御覧下さらないようお願い致します。
このサイトについて
このサイトは「キモチのリセットボタン」という名称になっております。
普段、介護業界や周辺で業務或いはボランティア、実際の家族の介護されている方も、
「本当に色々大変な事あるけれど、僕だけじゃないんだ…私だけじゃないんだ…
また明日から頑張ろう!」という気持ちになってもらえる事を目指しています。
作成背景
2025年には、介護人材が38万人不足すると言われています。人口減少、高齢化が進んだ、さらにその先の「ワタシタチ」の介護は誰が担ってくれるのでしょうか。どんな職種仕事にも大変さがありますが、介護には介護の大変さがあります。
「人の役に立ちたい」と考え、介護業界に参入する人は毎年一定数いますが、現場の過酷さや、収入面の不安等様々な理由で介護業界を離れてしまう人も多いです。
また、介護とは誰でもできる簡単な仕事などではなく、専門的な知識や技術を要するプロフェッショナルなものですが、ご自宅で皆さんがそれぞれやられている日常生活に密接にかかわる仕事であることや、
業界の一般的な伝わり方から、介護業界以外の方達からそのように評価されることはとても少ないと感じています。
私たちは、こういった様々な問題(介護職の職場環境や社会的地位、収入面等)を解決することが、介護人材不足の解決にあたり、最も重要な事と考えています。
解決すべき問題は沢山ありますが、まずは現役の介護関係者が日々明るい気持ちでいられるようお手伝いしたいと思い、このサイトを立ち上げました。
今以上に介護業界に興味を持ってもらう人材、介護業界に居続ける人材を増やしていくために、介護の世界をもっとオープンで明るいイメージをもってもらいたい!と強く強く考えます。
業界・働く環境について
この業界に長くおりますが、介護業界には業界特有の空気があると感じています。それは、お客様への真摯な想いだけではなく、
お元気で自立されているお客様や認知症のお客様のご家族の様々なご要望対応や、すぐそこに死と向い合せの環境でのチームプレーでの仕事、
或いは、そもそも介護保険制度に則った上で運営をしていかなければならない仕事であります。また、同僚や上司もいろんな業界から来ていたり、
想いが強い方、何十年もやっている方もいれば、他の業界をあたりつくして介護「でも」やるかという動機で来ている方もいます。
色んな方に支えられている分、日々の様々な業務の文脈で、
「本当はこう思ってるけどなかなか言えない」「お客様の事で違う事を言うとすぐに否定される」
という場面もたくさん見聞きしてきました。
一方、業務としては、日常生活を支える部分が大きく、サービスの場がお客様のご自宅であったり、普段の生活に関する事がほとんどです。
普段の生活の中での気づきや、やはり対人サービス、人と人、という部分ですので、個人的に感じたり、自分の生活と比較したり、
というような部分も多いと感じます。スタッフ同士の場面では、「ねーねーさっきお客さんとこんなことがあって…」というやりとりもごまんとあります。
昨今、働く上で「心理的安全性」という言葉が言われます。高いパフォーマンスを発揮するために、
「ここまで言っていいんだ」「みんなこう感じてたんだ」という部分がないと、チームで働く上で息苦しく、自分の内側の力をしっかり出せない、という事のようです。
当該事業は、介護業界における「心理的安全性」を高め、明るく前向きに活躍できる人材を増やしたいと考えています。
内容について
介護に関する話題の中には、センシティブなものもあり、公の場でそれらを笑いに変えるようなコンテンツは、今まで見たことがありませんが、
「あるある、こんな事あるよね」「あちゃーこんな事書いちゃう?!でもあるよね!」「ふふっ」と笑うような事を共有する事により、介護業界で、明るく前向きに活躍できる人材を増やしたいと考えます。
テーマとしては高齢者のオムツ交換の事等、時に「え、こんなことまで?」「これも書いちゃうの?!」ということもあるかもしれませんが、あえて意図的にやっている所もありますので、ご理解頂ければと思います。
ヘルパーが明るくなれば、お客様も明るくなります。超高齢社会も明るくなります。
このサイトを見て頂き、「明日からまた頑張ろう」そう思って頂ける方が増える事を切に願っています。
持続可能な超高齢社会の実現に向けて、関わる方々を支える事に少しでも貢献できればご幸甚に存じます。
このサイトで漫画を描いている方は、複数の方にお願いしています。それぞれ、画風があり、タッチ、テーストがあります。駆け出しの方もいらしたり、介護の世界で働きながら時間をとって書いている方もいらしたりしています。そういった部分もご理解頂き、コンテンツとして楽しんで頂けましたら幸いです。